注 意
⬜︎本製品の取付けは、必ず専門業者に依頼してください。⬜︎本製品の加工、改造は絶対に行なわないでください。⬜︎本製品の装着に関する事故や弊害につきまして は、いかなる場合においても、 当社は一切責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください⬜︎本製品は、ノーマルの車両を基準に開発、設計を行なっています。ノーマルから著しい変更を受けた車両に関しては本製品の機能及び性能、安全性について保証致しかねます。⬜︎本書に記載されている事項を守らなかった場合、死亡や怪我の人身事故・製品や車両その他の物損事 故には一切の責任を負いかねます。その場合製品や車両その他の物品や作業工賃等の金銭的保証並び に時間的・精神的損失についても一切負担致しません。予めご了承いただきますようお願いいたしま す。⬜︎本製品の装着に際して車載ジャッキやパンタグラフジャッキを使用した車体の持 ち上げや保持は絶対に行わないで下さい。作業中に車両が落下してケガをしたり 最悪の場合死亡する恐れがあります。必ず自動車用リフト、もしくはガレージ ジャッキとリジットラックを使用して下さい。
2024年10月1日/
当社販売のGUN125ハイラックス2インチアップボディーリフトキットの取り付けにおけるワンポイントアドバイスをアップデート致しました。この先、ご購入/取り付けを予定している方は必ずご一読の上、構造/対策を理解した上でのご使用をお願いいたします。
当社販売のGUN125ハイラックス2インチアップボディーリフトキット取付けにおける細部加工方法は施工業者様にお任せしておりましたが、一部の取付け方法の違いによるエアコンガス漏れのトラブルが報告されましたのでその事例と対策方法をご紹介させて頂きます。
写真(1)のエアコンコンデンサー助手席側からライト下を通るエアコンパイプが2インチボディリフトをすることによりラジエターコアサポートへ干渉します。その対策はパイプを曲げるかコアサポートをカットするかの2工程となります。パイプを曲げる際はコンデンサーの根本が一緒に曲がってしまうケース、時間が経つにつれ金属疲労からコンデンサーの根本でガス漏れが発生する症状が報告されております。添付写真(2)にもあります、ライト下のパイプは曲げずにラジエターコアサポートをカットして干渉の防止をお願い致します。(防錆の塗装もお忘れずに)
(1)
(2)
写真(3)は運転席側フェンダー内から見たラジエターシェラウド部です。矢印のエアコンホースがファンシェラウドの突起部に干渉し、ホースがスレて削れることにより破裂する事例が報告されております。ホースが干渉しないようステーを曲げて対策をお願い致します。
写真(4)はエンジンルーム運転席ヘッドライト後ろ側から見た写真(3)のホースの上部固定位置です。このステーを下側へ曲げると干渉が改善されます。さらにご心配な場合はコルゲートチューブなど取り付けると安心です。すでにボディーリフトされてる方もエプロンシールを外せばこれらのクリアランスを確認出来ますので必要があれば対策をお願い致します。空冷/水冷インタークーラー車どちらも同じ構造になってお ります。
(3)
(4)
上記の注意事項を十分ご理解の上、ご購入/取り付けをお願いいたします
GUN125/2インチボディリフトキット取付における注意点
#01
ハイラックスGUN125ボディーリフトキットの付属品一覧です。取り付け前に必ず内容物をご確認ください。
キャビンのボディーリフトを行います。フロントバンパー、フロントフェンダー、インナーフェンダーエプロンカバーを左右とも取り外します。(フェンダー内エンジンルーム間のゴム製のダストカバー含む)次にエンジン上部のカバーを外し、ラジエターコアサポートアッパーを取り外しラジエターを取り外します。赤矢印のエアーサクションホースを取り外します。ラジエター横の左右インタークーラーホースを外します。バッテリーターミナルのマイナスを外します。ラジエター横を通るフロントABSセンサーハーネスのカプラーを外しセンサーとカプラー間に付いているクリップを外しフリーにします。
#02
各ボディマウントのボルトを取り外します。位置は左の展開図よりご確認ください。また、取り外したボディーマウントのボルトのワッシャーを再利用するため取り外します。外れにくい場合はボルトの頭に干渉しない程度の内径のパイプなどをボルトに通しハンマーで叩いてください。
#03
キットに付属するボディーリフト用ボディーマウント固定ボルトです。ボルトの右が上となります。(付属のボルトはシルバーの防錆処理された物が付属します)
#04
キャビンを2柱リフトなどで慎重にゆっくりと持ち上げます。少し上げては配線やホースなどに無理がかからないか確認し、無理がかかっている場合はボルトやクリップを外し対応してください。ボディリフト用ブロックが取り付けられる高さまでボディを持ち上げ、ボディリフト用ブロックを所定の位置(#03の図)でフレーム側ボディーマウントブッシュ上面とボディの間にセットし付属のボルトをボディー上側から差し込みます。下面には付属のワッシャーを使用し、ナイロンロックナットで締め付け、ボディーの前後左右のチリを合わせ本締めをします。
先程外したワッシャーは純正と同じ位置で使用します。キャビンに使用するブロックは前側(図1)が小さい方の60mm外径、センターとリア(図2 / 3)は大きい方の70mm外径です。
#05
次にラジエター取り付けの準備をします。矢印のカラーを左右ともに加工をします。コアサポートへ引っ掛けるフックを付属ブラケットと干渉してしまうため右上写真のように曲げ加工を行ないます。
#06
付属するボディーリフト用ボディーマウント固定パネルです。
50mm持ち上げたボディーに対しラジエターを50mm下げる為のブラケットです。先程外したラジエターのカラーをラジエーターへ戻し、写真のキャップスクリューでブラケットをラジエターへ取り付けします。シルバーのボルトが上になります。その際にキャップボルトの頭が突起しないようブラケットの向きにご注意ください。
#07
ラジエター(右側)の取付けの写真です。コアサポートの前側から付属のM8ボルトで左右合計4箇所を固定します。(写真のものは試作品のため実際のラジエターダウンブラケットと色と形が異なります)
#08
付属のパーツ(左)を使用して純正ステアリングシャフトの延長加工を行ないます。
#09
左図、矢印のステアリングコラム下のステアリングシャフトを外します。(ステアリングシャフトを取り付けの際スプラインは同じ位置へ取り付けする必要がありますので、合いマークなどを付けてから取り外すと作業がスムーズです)写真右、矢印の位置にあるリベットをグラインダー等で削り取ります。その際出来るだけリベットだけを削り、シャフトのフランジを傷付けないよう作業を行なってください)また次の作業でブッシュ部の分解を行ないますので、ここでも分解前にスプラインの向きが分からなくならないよう合いマークを付けておいてください。組み付け工程で180度ズレて組み付けをしてしまう可能性がございます。
#10
写真左は#10の工程でリベットを除去した写真です。次になかに埋まっているリベットのセンターをポンチなどで打ち抜くと写真右のようにステアリングシャフトを分解することができます。その際、細かなパーツが多いのでパーツの紛失には十分注意し、作業を行なってください。
#11
写真左のようにシャフト側からステアリングシャフト本体へボルトを差し込みブロックへねじ込みます。作業の際はブロックの向きに注意し、ネジロック剤を忘れずに塗って締め付けてください。締め付けトルクは30Nmです。締め付けを完了した後、写真右のようなカタチで純正のセンター出しプレートを取付けします。
#12
写真左のように付属のカラー×2を差し込みます。次に分解前に印を付けた合いマークに従い、純正ブッシュをカラーに差し込むように取付します。
#13
(写真左上)ワッシャー取り付ける際は凹面がブッシュ側を向くよう注意してください。次にナイロンロックナットを取付けます。ナットを締め付けていくと付属のカラーとワッシャーの凹部が噛み合い、ナットを締め付ける力で圧入されていきます。(ナットの締め付けトルクは30Nmです)ナット締め付け後は必ず凹がブッシュ側になるよう「向き」に注意してください。以上でステアリングシャフトの延長加工は終了です。
#14
付属のパーツ、70mmパイプとホースを使用ししてエアークリーナー横のサクションホースを延長します。まず、サクションホースに70mmパイプを差し込み延長し、シリコンホースで繋ぎ付属のホースバンドで締め付けます。(写真右のシリコンホースはブルーとなりますがキットはブラックとなります)
#15
ベッド部(荷台)のボディーリフトを行います。左の図を参考に6箇所のボルトを取り外します。フェンダーライナーを取り外します。またキットにはエアコンコンデンサー用のブラケットは付属しておりませんので汎用ステーなどをご用意の上、タジエターなどに干渉しないようエアコン用コンデンサーを固定してください。
#16
写真左上はベッド部のボディリフトに使用するボルトです。長さが90mmボルト×2は#16の左図③の位置へ使用します。写真右上、ブロックは小さい方(60mm)を使用します。ボルトにネジロック剤を塗り、ベッドの4つ角を持ち上げてブロックを取付けます。締め付けの際は前後左右のチリ、角度などをみながら慎重に行なってください。
#17
写真右上、マル印の位置でホースからパイプを抜き取り付属のパーツ、38mmパイプとホースを使って給油口パイプの延長加工を行ないます。給油口パイプにシリコンホースを取付け付属のジョイントパイプで繋ぎ、フューエルリッドの位置や角度などを調整してからホースバンドで締め付けてください。
#18
ボディリフトに伴うリアバンパーの位置を補正するため付属のバンパーステーを使用し、バンパーを取り付けます。(写真上は純正品となります)また、取付時に付属のステーがフレームなどへ干渉する部分はステー側をカットして取り付けを行ってください。
#19
FINISH
以上をもってGUN125ハイラックス用ボディリフトキットの取り付けが終了し、各部取り外したパーツを逆の手順で組み付けいただければ全ての作業が完了となります。走行にあたっては注意事項を良くお読みいただき、今一度各部のチェック、増し締めなどを行ない部品の干渉などがないかを改めてご確認してください。